ブログ|早稲田墓陵

魂の故郷(いのちのふるさと)から一言

住職、副住職をはじめ龍善寺のスタッフが、日々の歩みの中で気づいたこと、
感じたことを綴ってまいります。一月1回の更新予定です。
これもご縁と、ちょっと息抜きにでも、お立ち寄りいただければ有難いことと思います。

自己紹介

みなさんはじめまして。
私は11月より浄土真宗(真宗大谷派 本山・京都東本願寺)龍善寺で働かせていただくことになりました四方(しかた)と申します。 法事や早稲田納骨堂、早稲田永代供養墓などでお手伝いをさせていただいております。
連日、大勢の方々が、龍善寺、早稲田納骨堂、早稲田永代供養墓にお参りに来られるのを、目の当たりにして、私が以前いたお寺とは、全く違うことに、日々、驚いております。

今回は自己紹介もかねて浄土真宗の教えについて思ったことを書いてみようかと思います。

私は小学生の時から社会人になるまであることを書くのが大の苦手でした。それは自己紹介の「自分の長所」と「特技」の欄を埋める事です。

私が小学4年生の頃だったかと思います。
私はクラスメイトに「僕の長所って何だと思う」と尋ねました。「四方くんは真面目なのが長所だと思う」と言ってくれる人が何人かいましたので私は長所に「真面目なところ」などと書いていました。
しかし、私は自分のことを真面目だと思った事はありませんし事実そのような事はありません。
このような事で私は自分の長所がわからず悩んでいました。

私はお寺の生まれではありませんが大学卒業後縁あって浄土真宗の僧侶となることになりました。
そして次の言葉に出会いました。以下は『歎異抄(たんにしょう)=浄土真宗の開祖である親鸞聖人の言葉を弟子の唯円が書き留めた書物』の訳文です。

親鸞聖人は、「何が善であり何が悪であるのか、そのどちらもわたしはまったく知らない。(中略)すべてはむなしくいつわりで、真実といえるものは何一つない。その中にあって、ただ念仏だけが真実なのである」と仰せになりました。

私はこの言葉を読んで次のことに気づきました。

自分の長所短所を決めるというのは何も真実のない自分にうそ偽りの心を持って自分の良い所・悪い所を勝手に決めつける行為なのではありませんでしょうか。良いとか悪いとか言うのも、所詮、自分だけの物差し。自分の都合を出るものではないのだと思っています。
ですから自分の長所や短所、この世の善悪の考えにとらわれてはならないと思うわけであります。しかし、日頃の私は何か少しでも不都合があると愚痴を言い、何か上手くいかないとどうして自分には才能がないのだろうかと嘆きます.すべて、自分だけの物差しです。
本当の自分は、仏様の物差しでのみ、気づかされるのではないでしょうか。

このような私でありますが、龍善寺で法務を経験させて頂きながら学びを深めていきたいと思っております。
早稲田納骨堂や早稲田永代供養墓にお参りに来られた際には、気軽に声を掛けてください。

龍善寺、早稲田納骨堂、早稲田永代供養墓ともども、どうかこれからよろしくお願いします。

スタッフ

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