ブログ|早稲田墓陵

魂の故郷(いのちのふるさと)から一言

住職、副住職をはじめ龍善寺のスタッフが、日々の歩みの中で気づいたこと、
感じたことを綴ってまいります。一月1回の更新予定です。
これもご縁と、ちょっと息抜きにでも、お立ち寄りいただければ有難いことと思います。

手を合わせる

今日も多くの方が、浄土真宗(真宗大谷派)龍善寺、魂の故郷早稲田墓陵 早稲田納骨堂、早稲田永代供養墓にお越しいただきありがとうございます。

飲食店で食事をしている時にふと感じることがあります。
それは食事を食べる際、手を合わせているかたが、あまりいなかったことです。
特に若い方が多いように感じました。
その方は、もしかすると幼いころに両親に言われてこなかったかもしれませんし、言われてきたけれど省いてしまっているかもしれません。
その場面を通して、幼いころに祖母から教わった「命」についての事を思い出しました。

 

私は、幼いころから、何気なく、祖母に「食事の時は必ず手を合わせなさい。」と言われてきました。その時は意味も分からず、ただ手を合わせいましたし、いったい何のためにするのか、むしろ、面倒臭いと感じていました。
ある時、また何気なく手を合わせていると、祖母が「何のために手を合わせているのか、わかる?」と言ってきました。
自分は「分からない。」と正直に言ったところ
『それは肉も魚も米にもすべて命があって、この食卓の上に並ぶまでは、生きていたのだよ。その尊い命をいただいて、自分の身の一部になっている。その命をいただきますということで、手を合わせて「(命を)いただきます」と、命をありがとうございますということで「(命を)ごちそうさまでした。」と言うのだよ。』
と言いました。

 

その言葉を聞いて最初は、あまりピンとこなかったですが、自分自身、成長していく中で、無意識に手を合わせている自分がいました。正直、自分でもなぜ手をあわせているかよく理解していなかったのですが、祖母から言われたことを意識せず、自然と手を合わせている自分が今でもいます。

 

我々人間は、多くの命をいただいて生活をしています。
命をいただくことにより、生きているのではなく、生かされているのではないでしょうか。
みなさんも命をいただいて、生かされているという事を感じつつ、手を合わせていただければと思います。

来月には、東京のお盆の時期になります。
真宗大谷派龍善寺、魂の故郷早稲田墓陵 早稲田納骨堂、早稲田永代供養墓に、ぜひ、お参りにお越しください。
お待ちしております。

 

合掌

5:副住職 音俊輔未分類

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