お盆
7月のお盆の期間が終わりました、世界的に新型コロナウイルスの影響で、大変なご時世ですが、沢山のご来寺、ありがとうございました。
日頃より早稲田墓陵(龍善寺境内墓地、早稲田納骨堂、早稲田永代供養墓)にご参拝いただき、誠にありがとうございます。
納骨堂開館時間は、政府からの緊急事態宣言並びに東京アラート解除により、平日は午前九時から午後六時四十五分、土日祝日は午前九時から午後五時までと、通常通りに戻させていただきます。外の墓地については、従来通りお参り出来ます。
但し、再び緊急事態宣言並びに東京アラートが再度発令された場合には、開館時間を変更することがございます その際にはHP上でご連絡いたします。
7月8月と言えばお盆の時期です。お盆と聞くと、茄子や胡瓜の乗り物を作り、迎え火・送り火という事をする先祖の霊を供養するという、認識では無いでしょうか。
ですが浄土真宗の教えでは、亡くなられた後、仏になられるので、先祖の方を供養するといった仏事は行いません。
では、浄土真宗のお盆とは、どのような仏事かと申しますと、お盆だからと特別な事をする必要は、ございません。
ですがお盆という事で、お墓参りに行く事や、親戚で集まり故人の方を偲ぶのは、尊いことです。
しかし、そこで故人の方を偲んで終わってしまっては、いけません。先祖の方がいて私たちが今、どのように生きているか、という事を考えていかなければなりません。
ですので、親戚で集まり故人の事を偲ぶのもそうですし、お墓の掃除をして、自らの気持ちを整理していくのも、大事な事だと思います。
私自身お盆にお墓参りに行き、お墓を掃除していると、九十歳になっても元気で、自転車で買い物に行くような祖父、私が帰るとお腹が空いただろうと、食べ物を用意してくれた祖母が、一緒に暮らしていた事などを思い出します。
そして今は、一緒に暮らしていた祖父母は亡くなり、お墓の中にお骨が在ることを感じさせられます。
そしていつの日か、父も母も、私もこのお墓に入るんだと、限りある命を頂いている事を知らされます。
浄土真宗では、必ずお盆の期間のお参りをしないといけない、という事はありません。
ですが、このような機会は、年に何度もあるわけではございません、先祖供養のためでは無く、私自身の身に仏法を頂く、大事な期間だと思っています。
みなさまにはご不便をおかけしておりますが、早稲田墓陵(龍善寺境内墓地、早稲田納骨堂、早稲田永代供養墓)はお休み無しでお参りできます。
一日でも早く新型コロナウイルスが終息するよう、感染拡大防止に何卒ご理解ご協力をお願い致します。
くれぐれもみなさまお身体お気を付け下さい。
南無阿弥陀仏